中学校の先生として15年のキャリアを持つTさんは、現在は教務主任をしています。
—「教務主任」について教えてください。
—まず「教務主任」は管理職ではありません。学校で管理職といえば普通校長・教頭(副
校長)のことです。東京都ではその下に「主幹」という役職を設けているようですが、
私の勤める沖縄の学校にはその役職はありません。
「教務主任」は、先生方が行う事務的な仕事をまとめたり、職員会議の議題を決定した
り、という仕事をする教師のことです。私の場合もそうですが、通常の授業を行いなが
らそういう事務仕事をしなければならないので結構大変です。
—担当なさっている教科は何ですか。またなぜその教科の先生になろうと思ったのですか。
—私が教えているのは英語です。中学生の頃初めて英語と出会い、これが話せるように
なると世界中の人たちと会話ができると思ったのがきっかけです。その頃、船で世界
一周をすることにとても憧れていたので。
大学の頃は、一応教員免許は取るけれど通訳になる、って思っていました。ところが、
2週間の教育実習でその考えが変わりました。中学生って生意気だと思っていたんで
すが、苦手な勉強を頭抱えながらやっていたり、将来何になるか決められなくて悩ん
でいたり。部活で一生懸命汗を流していたり。結構頑張ってるやつばっかりだなあと
思いました。
自分も一緒に頑張ってみたいって思って、英語教師になることにしたんです。
—大変なことは何ですか。
—中学生といえば思春期真っ盛り。とても難しい時期なんですね。教師に対して素直に
なれなかったり、乱暴な態度をとったり。どうすれば彼らの気持ちを理解することが
できるのか悩んだ時期もありました。
特に、私のような男性の教師は、女生徒への対応に悩むことが少なくありません。カ
ウンセリング講座を受講するなどしています。
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