Rさんは肢体不自由児学校に勤めています。弟さんが足に障害を持っていたことから、特別支援学校の先生になるのが夢だったとか。採用されて3年目。そろそろ仕事に慣れ、心にゆとりを持って子どもたちに接することができてきたと言います。
—特別支援学校について、教えてください。
—私が勤めているのは肢体不自由児が通う養護学校ですが、他に知的障害児養護学校、
病弱児養護学校があります。病弱児養護学校は、総合病院や大学病院内に設置されて
いることもあります。
また、目の不自由な子どもが通う盲学校、耳の不自由な子どもが通う聾学校もありま
す。障害の種類によって学校が分かれているんです。
—この仕事で大切なことは何ですか。
—教育というのは、特別支援学校に関わらず子どもたちの成長を手助けすることだと思
うんです。特別支援学校に通う子どもたちは、ハンディを抱えた子どもたちなので、
健常児と比べると成長はすごくゆっくりかもしれません。
お箸を持てるようになるまで、2年も3年も時には10年以上もかかることもあるんで
す。そんなふうにゆっくりと成長していく子どもたちですが、私たち教師が長期的な
視野を持って関わっていくことが将来の自立につながると信じています。
この仕事に必要なのは、子どもの成長を信じることと諦めないことだと思います。短
気な人やせっかちな人には向いていないかもしれませんね。
―この仕事の魅力は何ですか。
—子どもはみんなかわいいですけど、特別支援学校に通う子どもたちって本当に一生懸
命でかわいいんです。ハンディのある子は純粋だとか素直だとかよく言われますけど、
そういうことよりも自分の命をかけて何でも一生懸命に頑張っている姿に、私はいつ
も励まされています。
「自分は一生懸命生きているのかな」といつも自問自答しています。私のほうが年は
上ですが、彼らは私の人生の先生なんです。
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