今、学校に何が起きているのか

時代の変化とともに、学校もサービス業であるとの考えが浸透しました。それが、営利を追求する企業や事務的な手続きが中心となる官公庁などとは異なる性質を持つはずの学校現場に、混乱をもたらすことになったと言われています。

学校予算を統一テストやスポーツ大会、音楽コンクールなどの実績に応じて配分することを決めた足立区では、教師が事前に子どもたちに問題の内容を教えるなどしていたことが表面化。教師の給与が能力給になる自治体も多く、同僚教師が競争相手となるため、教師間のつながりが希薄になったともいわれています。それに加え、鬱病などの心の病で休職・退職する教師が激増。教育現場の抱える問題の大きさを、改めて浮き彫りにしました。

今、学校に何が起きているのでしょうか。

都内で小学校の教師をするMさんは、「教師の目が、子どもではなく保護者のほうを向くようになった」と言います。学校評価制度の導入により、保護者から評価される立場となった教師たち。子どもに接する時間よりも保護者対策をする時間のほうが増え、自分の信念に従い行動するよりも、保護者の反応に合わせて行動せざるを得ない状況です。

教師の職務が多岐にわたり、激務に拍車がかかっている現状もあります。休み時間や放課後も書類整理に追われ、子どもたちひとり一人に関わる時間がほとんどないという実情。これが今の学校なのです。

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