教師の質は低下しているのか

最近よく耳にする「教師の質の低下」。本当に教師の質は低下しているのでしょうか。そもそも、何を根拠に「教師の質の低下」が叫ばれているのでしょうか。

考えられる根拠のひとつに、教師の不祥事が後を絶たないことがあげられます。児童買春、飲酒運転、その他いろいろ。現職の教師たちが引き起こす不祥事が、マスコミを通じて多くの視聴者の目に触れ、教師のモラルの低下を質の低下と呼んでいる場合です。

しかしながら、公務員である教師が不祥事を起こせば、マスコミが大きく取り上げ、結果世間の注目を集めるのは当たり前のことで、一般のサラリーマンよりも教師のほうが不祥事を起こす件数が高いかといえば、そんなデータはありません。

次に、教師ひとり一人の学力や専門知識が低下していると主張する場合はどうでしょう。高い倍率の教員採用試験を突破し、見事教壇に立つことができた時点で、教師に必要な学力・専門知識はすでに身につけていると判断できます。また、教師に対して行う統一テストなどがない以上、教師の学力が低下しているという根拠になるデータもありません。

教師の質は本当に低下しているのか。それを議論する前に、何をもって教師の質をはかるのかを考える必要がありそうです。

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