教員免許の種類

教師になるために必須なのが「教員免許」です。この教員免許、どのような種類があるかというと、短期大学などで取得することのできる「二種免許」、四年制大学などで取得することのできる「一種免許」、大学院などで取得することのできる「専修免許」の三種類。これはいわば教員免許のグレードのようなもので、取得している免許の種類によって初任給が違ってきます。

しかし、いざ学校現場に勤めてみると、専修免許を持っているとか二種免許であるとか、そういうことは教師間ではあまり意識されていません。それは、学校現場では、経験年数に応じて公務分掌を任されるのが普通だから。専修免許を取得しているからといって、教員として採用後すぐに教務主任や学年主任になるなんてことはまずありません。教務主任や学年主任はやはり、それなりに経験を積んできたベテランの先生の仕事。免許のグレードより経験がモノを言う世界なのです。

二種免許しか取得していなくても、教員として採用された後に教育委員会が指定する講座を受講し単位を取得することで、一種免許に切り替えることもできます。また、現職教員が在職のまま学べる大学院も数多くありますので、教員となった後に専修免許を取得することも可能です。

教員免許はさらに、幼稚園教諭免許、小学校教諭免許、というように学校の種類で分かれています。中学校や高等学校で教える場合は、それぞれの教科ごとの免許を取得していることが必要です。盲・聾・養護学校に勤務する教師は、小学校や中学校、高等学校の免許と併せて特別支援学校教員免許を取得している人が多いです。

また、意外と知られていないのが栄養教諭免許や養護教諭免許の存在。子どもたちの食育に関わる栄養教諭、ほとんどの子どもたちが卒業までに一度はお世話になる保健の先生が養護教諭です。

しかし、大学や試験などで教員免許を取得していないからといって、教師の道を諦める必要はありません。「特別免許制度」といって、教員免許を持っていない人であっても、各分野の優れた知識経験や技能をもっている社会人に特別免許状を授与し、教師として任用する制度があるからです。

例えば、柔道で長い経験のある社会人が体育教師となり柔道を教える、というように、特別免許状を授与された多くの社会人が学校現場で活躍しています。他にも、特別非常勤講師制度があり、教科の領域の一部を担任する非常勤講師として教壇に立つこともできます。教師への道は、意外にも多くの人たちに開かれているのです。

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