養護の先生~Nさん(神奈川県・38歳)

一人で保健室を切り盛りする元気いっぱいのNさん。全校生徒と全職員の健康を、いつも見守るこの仕事の魅力を語ってくれました。


なぜ保健の先生になろうと思ったのですか。

小学校の頃、すごく体が弱くて保健室で休むことが多かったんです。今思えば精神的
 なものだったと思うんですが。担任の先生には仮病だと言われたこともありましたが、
 保健の先生はいつも話を聞いてくれました。
 その保健の先生のようになりたくて、この仕事に就いたんです。

 
この仕事をして一番嬉しかったことは何ですか。

不登校だった子が、保健室登校を続けたことにより学級に入れるようになったことで
 す。今ではたくさんの友だちもでき楽しく学校生活を送っています。
  保健室は、ケガの処置をしたり発熱の子どもを休ませるだけの場ではなく、子どもたち
 の心の悩みを解決するための場でもあると思うんです。私がそうだったように、体と心
 はつながっているので、体を健康に保つためには心も健康でなければなりません。
 親や担任の先生は子どもたちにとって非常に近い存在ですが、近い存在だからこそ言え
 ないこともあると思います。子どもたちとある程度の距離を保ちながらしっかりと話を
 聞いてあげることも、養護教諭の大切な仕事だと思います。
 この仕事をして嬉しいことは、そうして子どもたちが体も心も元気になり、生き生きと 
 学校生活を送っているのを見守ることができることです。

 

養護教諭に向いているのはどんな人ですか。

観察力のある人だと思います。体調が悪くても無理をしてしまう子どももいますし、
 軽いケガだと思っても骨折していたりということもあります。養護教諭とはいえ医者
 ではありませんから、子どもたちの命を守るために専門機関に搬送しなければいけな
 いことも少なくありません。
 対応が少しでも遅れれば大変なことになってしまいますから、子どもをしっかりと
 観察する力、緊張感、危機感、いろいろなものが必要だと思います。

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